スイスのホワイトクラブ、空き瓶に再度詰めたワイン詐欺

ホワイトクラブはスイスにある会員制のワインクラブです。詳細は端折りますが、要するに偽物のワインで高級ディナーを催す集まりです。彼らは、空いた瓶に再度ワインを詰めて出すことをよくやっていたのですが、結局ある顧客がそれに気づいたわけです・・・

何度も使用された瓶の写真を幾つかご紹介します。(写真はWine Spectatorより)
2012年9月バーゼルにて、ワインは1997年シリアルNo.2555

3か月後、これも1997年シリアルNo.2555

2012年に出されたもの

・・・そして2か月前に出されたもの

2012年バーゼルにて・・・

・・・そしてヨハネスブルグで!
詳細は、ワイン・スペクテーター誌やジャンシス・ロビンソンの記事を参照ください。

ジャンシス・ロビンソンの記事はかなり興味深いです。彼女の説明によると、詐欺師らの手口は、まず本物を販売してワイン愛好家のセレブと友人となり信頼を得て、その後偽物を売るのです。ロビンソン自身もこのホワイトクラブに何度も招待されていて、ある意味関与しているわけですが・・・。また、著名ワイン批評家のニール・マーティンはホワイト・クラブで飲んだのが最高のペトリュスだと公言していたのですが、なんとそのペトリュス1970年は偽物だったのです。

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